一般社団法人ミニマルファブ推進機構の代表理事、小林直人のご挨拶です

代表理事ご挨拶/Greeting

代理理事 小林直人

昨今、IoT(もののインターネット)、ビッグデータ、AI(人工知能)などの急激な発展で産業も大きくその姿を変えようとしています。その中で情報通信、メモリー、光デバイス、センサーやアクチュエータなど半導体の出番はますます増えており、またその用途も、産業や生活だけではなく自動車、環境・省エネ、医療・健康、教育など多岐にわたる分野に広がっています。これまで半導体を生産するには、極めて多くの製造工程を設置できる大規模工場と、最先端の高価な製造装置を用意して行ってきましたが、そのためには莫大な設備投資資金が必要であり、半導体を生産できる企業は、世界でも数社に限られてきました。半導体生産がこのようなメガファブ化の流れにある一方で、現状のメガファブ生産では、僅か1つの半導体を生産するにも多額のコスト発生してしまいます。

しかし、これからの応用分野では、メガファブによる大量生産ではなく、多品種少量生産での利用が期待されています。このような中、少額な設備投資で多品種少量生産を実現することを目的として、特定国立研究開発法人・産業技術総合研究所と、ミニマルファブ構想の実現には欠かせない優れた技術力を有する企業(当初22社)が集結して『ミニマルファブ技術研究組合』を設立し活動をして参りましたが、この度その活動をさらに広げ発展させるために、一般社団法人『ミニマルファブ推進機構』を設立いたしました。

我々は、ミニマルファブという全く新しい生産方式を確立し、我が国からプロセス革命を起こすことを目指しています。そのため当機構ではミニマルファブの応用分野を一層拡大することも目指しております。会員にはミニマルファブの推進母体となってきた産総研コンソーシアム・ファブシステム研究会が平成29年4月から当機構に統合され会員規模も約150社とより強固な推進母体として業界を挙げて、ミニマル普及発展のための活動に取り組んで参ります。

今後のミニマルファブ発展のため、関係各位のご協力をよろしくお願い申し上げます。